■店長の旅のはじまりは・・・たぶん見島が出発点 店長が初めて海外デビューを飾った?のはナウル共和国。 ナウルは中部太平洋に浮かぶ絶海の孤島で、周囲20余キロの小さな島。 その島にはどんな産業があり、どんな歴史があり、どんな民間伝承があるか。 当時、販売されていたガイドブックにわずか数ページで紹介されていたナウルに、 ひきつけられるように出かけたのがそもそもの始まりです。 そして、その原点には、『島に対する興味』というのがあります。 高校時代、地歴クラブの合宿で、行った島々で体験したフィールドワークが、 島という隔絶された世界に対する興味を作り上げて行ったと思われます。 今回は合宿で最初に行った萩の見島。 つまり店長の旅の原点の原点に、ご案内致しましょう。 ■維新の原動力になった萩の沖に維新を傍観した島があった 2010年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』 2010年放映の映画『桜田門外ノ変』 2011年の民放ドラマ『仁〜JIN』 最近、幕末を題材にした時代劇ドラマや映画をよく視ます。 久坂玄瑞、桂小五郎(木戸孝允)など、長州の英雄がよく出てきますね。 長州・萩(山口県萩市)は、明治維新の原動力となった若者が育った土地です。 久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋、品川彌次郎らを育てた吉田松陰。 藩政改革を指揮した周布政之助や、維新の功労者木戸孝允、広沢真臣。 幕末の長州は、鹿児島(薩摩)、高知(土佐)、佐賀(肥前佐賀)と並んで、多くの 人材を幕末の世に送り出し、維新の震源地となりました。 ・・・その萩の沖合い45kmの海上に浮かぶのが見島・・・ 見島は維新回天の物語には登場してきません。 島に残された碑(あるいはお墓?)に、慶應五年と刻まれていたりします。 慶應は四年、この年が明治元年ですから、見島に改元が伝えられたのは・・・ 明治二年以降だったということになります。 つまり、見島は萩藩(毛利大膳大夫家中)に属しながら、維新を傍観していた、 ということになりますね。 久坂、高杉、桂など、長州の英雄たちはこの島のことを知っていたでしょうか? つまり、隔絶された世界であったと言えます。 <テーマ1: 見島のみに存在する幽霊踊り(盆踊り)> <テーマ2: 民間伝承や怪異YOGIを探る> <テーマ3: 日本海の海の幸?>