■キリバスの旅■ <タボン・テ・キイキイ 水上家屋(左)とその内部(右) /(愛知県 平松様ご提供)> 『メァウリ!』 ・・・こんにちは。 『コゥワラ?』 ・・・げんき? 『メルルン!』 ・・・げんきだよ! 2日も滞在すれば、誰とでも、こうやって挨拶が交わせるようになる国キリバス。 時間や目標でがんじがらめになった生活や都会の喧騒を忘れてしまいそうな国キリバス。 今回はそのキリバスで、伝統の水上家屋(旅館ですが)に泊まるプランをご紹介します。 ところで・・・キリバス共和国をご存知ですか? かつてはひとつの国に2日間の時差があった国。 いまでは、世界一早く、朝日を迎える国です。 地球温暖化で南極の氷が溶けると、国土が沈むとも言われています。 この国がミクロネシア文化圏にあると言っても、ピンとこないかもしれません。 パラオのようなロックアイランドも、ヤップのような石貨も、チュークのような沈船もない。 ポナペやコスラエのような大遺跡もなければ、マジュロのようなサンセットビーチもない。 グアムやサイパンやロタ、テニアンのようなリゾートもない。 しかし、キリバスには、観光地化された地域では失われてしまった、素朴さがあります。 こん、こん、こん。手斧でボートを彫る音。 さわさわさわ・・・風にさざめくヤシの葉。 美しいラグーンの真上を飛んでゆく白い鳥・・・ 昔ながらの高床式の家屋に暮らす人々。 日曜日の教会から聞こえてくる、讃美歌の美しき旋律。 夜は満天の星・・・ ★添乗員つき★ この旅には、キリバスをこよなく愛する添乗員が同行します。 のどかな一日をのんびり過ごすのがちょっぴり苦手な方には、 細長いタラワ環礁の南部を路線バスを使って往来したり、 地元の食堂で素朴な料理を食べたり、 リーフ・ウォーキングをしたり、 という素朴なアクティビティを、現地にてアレンジし、ご案内します。 <観光の見どころ> ベシオ島: 太平洋戦争時、日米が激戦し、日本軍が玉砕したことで知られています。 旧日本軍の砲台、大砲、海中に沈んだ戦跡、トーチカ、平和記念碑などが残ります。 ここの中国料理店は、一見、場末の食堂という感じですが、味は保証します! <ベシオ島 左: タラワ本島と繋がるコーズウェイ/右: 平和祈念公園の高射砲> <ベシオ島 左: 日本軍の砲台と大砲/右: 柴崎恵次中将のバンカー> <ベシオ島 左: ある日のランチ/右: ラグーン> タラワ環礁: 太平洋に浮かぶ、ドーナツのような形をした環礁のタラワ。内海と外洋、 島の幅が狭い場所では、道の左右に海が望めます。 伝統的な集会場であるマネアバや、高床式家屋、教会などをご覧頂きます。 水上家屋(旅館)タボン・テ・キイキイ: エアコンがなくても海風が天然の風を送ってくれ、コンクリートの壁がないから、ここではヤシの葉ずれや、潮騒のナマの音色を聴くことができます。静かなラグーンに浮かぶ月が出ているときは、月明かりの海面がこれほど明るいかと思えるほど・・・ 太古のキリバスに思いを馳せて、泊まりましょう。 <伝統的な集会場マネアバ 左:近代的なマネアバ/右:古来のマネアバ> <タラワ環礁 左:伝統工芸品/右:干潮時はリーフウォーキングを楽しみましょう> 【査証】 キリバス共和国は2007年をもって査証取得の必要がなくなりました。