■ミクロネシア周遊プラン A ミクロネシア連邦4州めぐり■ 【B】 コスラエ〜ポンペイ〜チューク〜ヤップ 15日間 太平洋には4つの異なる文化圏がひとつの国家を形成している、ミクロネシア連邦という国があります。 この旅では、ヤップ州/チューク州/ポンペイ州/コスラエ州の4つの州をすべて巡り、独特の文化や環境を越えて一つの国として存在するミクロネシア連邦のそれぞれの魅力に触れます。 ==================================== 【ヤップ】 ミクロネシア連邦の最西端にあるのがヤップ州です。 他の島では忘れ去られてしまった伝統や、神秘的な伝説に包まれ、太平洋の島々の中でも非常に特色のある貴重な文化が多く残されています。 有名な『石貨』もそのひとつ。現在でも不動産の取引などに流通する「通貨」なのです。 カダイ村で見られる『カルチャーツアー』では、伝統衣装に着替えた村人に迎えられ、石畳の道を歩いてヤップ式の農業や動植物を観察し、集会場の前でヤップの踊りを鑑賞した後は、ビンロウジュ採取やヤシの葉の籠つくりなどを見学します。石貨や『集会場(公民館の役割を果たすペバイ、漁に出る男性の集会所ファルー)』、そしてヤップに昔から伝わる、雨でぬかるんでも足が汚れない石の舗装道路=『石畳の道』、ヤップでは生きた歴史の証人と出会うことができます。 見て通り過ぎるだけの観光旅行とは違う、強い印象をお土産に持って帰られてはいかがでしょう? <左: 集会場 / 右: 石貨=ストーンマネー (イメージ)> <左: 伝統のダンス / 右: パスウェイズ・ホテル (イメージ)>==================================== 【チューク】 その中にはかつて、「トラック諸島」と呼ばれたチューク州が含まれています。 主島である『ウエノ島(旧・春島)』のあるチューク環礁は、世界最大の環礁・マーシャル諸島のクワジェリン環礁、タヒチ(フランス領ポリネシア)のランギロア環礁と肩を並べる、世界有数の大きさを誇る環礁です。チューク環礁の海底には、太平洋戦争時に沈んだ旧日本海軍の艦船が多く、沈船ダイビングのメッカとなっています。 もちろん、チューク環礁の海の魅力は沈船だけではありません。美しいサンゴや魚たちのコロニーがあります。その美しい海はダイビングだけではなく、シュノーケリングでも十分、堪能できます。 離島めぐりもチュークの魅力のひとつ。環礁内に浮かぶ『デュプロン島(旧・夏島)』を訪れ、島に点在する、『日本統治時代の史跡巡り』をする、という楽しみもあります。 <左: デュプロン島の日本軍バンカー跡 / 右: デュプロン島遠望 (イメージ)> <左: ウェノ島の日本軍灯台跡 / 右: トラック・ラグーン・リゾート (イメージ)>==================================== 【ポンペイ】 ミクロネシア連邦の中枢をなすのはポンペイ州。かつて“ポナペ”と呼ばれた島々です。 主島のポンペイ島には最高峰ナナラウト山(791m)をはじめ600mを越える山が3つもあり、島全体が起伏に富んでいます。また、島全体は熱帯雨林に覆われています。年間降雨量は世界でも屈指。水と緑の豊富さから、“太平洋の花園”とうたわれています。 ポンペイ島最大のみどころは、なんといっても『ナン・マドール遺跡』。12世紀〜14世紀にかけて栄えたシャーウテール王朝の城壁都市と目される巨石遺跡です。いまなお多くの謎を秘めたナン・マドールは、訪れる人に歴史の謎解きの楽しみを与えてくれます。 ポンペイの顔とでも言いたくなる奇岩『ソーケス・ロック』は一見の価値がある名勝です。 『民芸品村』に行ってみましょう。ポンペイ州の民芸品は、質の良さで知られています。特にポリネシア系島民の住むカピンガマランギ環礁、ヌクオール環礁に伝わる彫刻は抜群です。 <左: ポナペの顔?ソーケス・ロック / 右: スペイン砦跡 (イメージ)> <左: ナンマドール遺跡 / 右: ザ・ビレッジのテラス (イメージ)>==================================== 【コスラエ】 ミクロネシア連邦の最東端にあるのがコスラエ州。他の州がいくつかの島や環礁で形成されているのに対し、このコスラエ州はコスラエ島という、絶海の孤島ひとつで形成されています。『眠れる美女』の愛称を持つ標高620mの火山『フィンコール山(最高峰)』を中心とした山岳地帯が島の約7割を占め、海岸地帯はミクロネシアでも最大級の『マングローブの群生』があります。島の周囲は美しい珊瑚礁に囲まれ、太平洋の島の魅力が一島に凝縮されています。 この島の最大のみどころは、ポンペイ(ポナペ)のナン・マドールと双璧をなす巨石遺跡『レロ遺跡』。13世紀〜15世紀に栄えたレロ王朝の城塞都市と言われている、いまなお謎を秘めた遺跡です。 ほかにみどころはブルー・ホール。珊瑚礁にぽっかり空いた大きな穴で、シュノーケリングを楽しむことができます。また、 『ウトゥエ・ウルング・マリン・パーク』では、マングローブの群生をボートで行くツアーや、伝説のメンケ遺跡や滝を訪れるハイキングを楽しむことができる。 コスラエはミクロネシアの秘境です。自分だけのコスラエの魅力を探しに、ぜひ一度訪れてみてください。 <左: コスラエの顔?フィンコール山 / 右: 伝説のメンケ遺跡 (イメージ)> <左: レロ遺跡 / 右: コスラエ・ビレッジのコテージの内装 (イメージ)> ==================================== ============================================================================