■ナショナル・マスク・フェスティバル2014とソロモン諸島■ マスク・フェスティバルのスケジュールを基本に、メラネシアのさまざまな表情に出会ってみませんか?長く滞在できる方は、より多くの魅力に出会うチャンスがあります。 このところ、例年のように発信していたマスク・フェスティバル。パプアニューギニアのシンシン/パフォーマンスの中でも特異な、面を被った踊り手/演者によって繰り広げられるマスク・フェスティバルは、最近では認知度も上がり、毎年、見学者が増えています。 珍しい、仮面をつけてのシンシンやパフォーマンスは見ごたえがありますが、何といっても秘密のヴェールに包まれた“キナバイの儀式”では、通常、トーライ族の成人男子で秘密結社の構成員が守り続ける精霊“ドゥクドゥク”の儀式が見られ、大変貴重な体験ができます。 さて、パームツアーセンターは、2014年もマスク・フェスティバルの旅を販売します。 今年、マスク・フェスティバルとコラボレーションするのは、隣国ソロモン諸島。 首都ホニアラを観光するコースのほか、現在、離島を訪れるプランも計画中。 ◆添乗員つき◆ =添乗員はソロモン諸島では離島コースに同行します。 旅の達人パームツアー店長の添乗付のツアーです! パプアニューギニアには500とも700とも云われる多様な民族とその文化が存在します。年間を通じてどこかで行われているシンシンと呼ばれる民族舞踊やパフォーマンスは、訪れる人々にその文化の多様さを教えてくれます。 私たちのイメージするシンシンは、おそらく民族がそれぞれの化粧をして、衣装を纏い、あるいは武具や民具を手にして踊るものと考えがちですが、一部にはアフリカのように仮面を被って舞うシンシンやパフォーマンスも存在します。 その各民族の仮面舞踊が一堂に会するのが、ナショナル・マスク・フェスティバルです。 マスクフェスティバルのハイライトは初日のキナバイ。早朝、独特の姿をした精霊たちが海より渡来して、祭りの始まりを告げます。これは必見です。 ぜひ、パプアニューギニアのもうひとつのシンシン、パフォーマンスをご自分の目で確かめてください。 <観光の見どころ> ソロモン諸島 メラネシア海域に浮かぶソロモン諸島は、パプアニューギニアの東に位置する隣国です。 第二次世界大戦では、日米両軍が激戦を繰り広げ、日本軍の玉砕、米軍もかなりの戦死者を出した悲しい歴史が刻まれています。 スカル(どくろ)島: ソロモン諸島の、主に西部州に属する島々ではされこうべを祠に祀る風習がありました。密林の奥や、村はずれに祭壇を設け、その上にSKULL HOUSE、あるいは SKULL SHRINEと呼ばれる祠を建て、されこうべを安置していました。お供物、お賽銭なども備えられ神聖な場所として、余人には見せぬ、秘密の場所であったと言われます。日本の神社などで言う『禁足地』という感じでしょうか・・・ <どくろ島: 意外に小さい島影(左)と どくろの祠(右)> <GIZO HOTEL (ソロモン観光局ご協力)> パプアニューギニア ココポ: ココポはナショナル・マスク・フェスティバルの会場となります。 海の民トーライ族が古くからこの地に居住し、成人男子で構成される秘密結社を作って、彼らの精神的支柱であるトゥブアンの精霊“ドゥクドゥク“の伝承や伝統を守り続けています。謎のヴェールに包まれた森林に坐すドゥクドゥクは、トーライの生活や文化に深く浸透しています。ナショナル・マスク・フェスティバルは、ドゥクドゥクの降臨“キナバイ”で幕を開けます。 ガゼル半島とラバウル: ガゼル半島は、ニュー・ブリテン島の北東部。ビスマルク湾に突き出した龍のかま首を連想させる形をした半島で、イースト・ニュー・ブリテン州の州都であるラバウルはその付け根にあります。この旅では、ラバウルやガゼル半島に点在する戦績や、史跡、古来からの伝統を守り、貝貨を流通させている村などを訪れます。しかし、なんといっても今回の目玉は、先住民族であるバイニング族のファイアーダンスです。 <写真(左)クレーン船の残骸2005年ごろ/(右)日本軍の大発トンネル・・イメージ> <all photos in this page taken by 山口由美様 写真上:マスクフェスティバル/下 トゥブアンの儀式四景>