サモア独立国からアメリカンサモアへの船旅 <左: LADY NAOMI / 右: LADY SAMOAII (Samoa Shipping Corporation様御寄贈)> サモア独立国基点: サバイッイ島とアメリカンサモアを船で訪れる新しいプラン <国内線> サモア独立国の主島ウポル島の北西に浮かぶ、ウポル島よりも大きなサバイッイ島。 今なお、伝統的な生活文化を有するといわれるサバイッイ島への1泊2日旅行は、往復共、フェリーを利用します。船の出航が近付くと埠頭には人、食品、雑貨、車、自転車、あるいは家畜までが集まってきます。わずか一時間の船旅ですが、サモアの生活の一端をみることができます。 現在ではレディ・サモアII号またはフォツ・オ・サモア号が就航しています。 <国際線> 旧ウエスタンサモア(サモア独立国)のアピアから船で5時間半。 南太平洋を東へ、アメリカンサモアのパゴパゴを目指します。 サモア独立国を西サモアというように、ここ米領サモアは東サモアと呼ばれています。 西サモア、東サモアは古くから密接な関係にあり、現在では国家としては分断されていますが、頻繁に往来がなされています。 両サモアは空路、そして海路で行き来できます。 往路はサモアのアピアからレディ・ナオミ号に乗って、アメリカンサモアを目指します。 レディ・ナオミ号は日本政府によって無償提供された新しいフェリーです。 青い船体が、のんびりと青い海と青い空との間を、ゆっくりと波を立てて走る、それが南太平洋の旅です。 ◎◎◎ サモア独立国豆知識 ◎◎◎ 『サモア独立国』かつては西サモア、あるいはウエスタン・サモアと呼ばれていました。 サモア独立国は主島の『ウポル島』、ウポル島よりも大きな『サバイッイ島』、古き伝統を守る『マノノ島』など7つの島で構成されています。 1722年にオランダ人探検家ヤコブ・ロッペフェーンにより初めて確認され、1768年にはフランス人のブーゲンビルがヨーロッパ人として初めて上陸しました。 その後、1899年にドイツ植民地となり、アメリカ領となったアメリカンサモアと分断しました。 1945年ドイツの敗戦後は国際連合委任統治領となり、1962年に独立しました。 1997年までは西サモアを名乗っていましたが、1997年にサモア独立国と名称を変更しました。大首長の治めるこの国は、議席49のうち47名が首長(マタイ)という、マタイ制度が導入されています。 面積は2944?で、人口は約180,000人。 産業は主に漁業・タロイモやヤムイモやコプラを主体とした農業。観光産業も最近、伸びてきています。 言語はサモア語で、文化圏としてはポリネシア文化圏に属します。 ◎◎◎ アメリカンサモア豆知識 ◎◎◎ 『アメリカンサモア』南太平洋に浮かぶアメリカ合衆国の領土です。 アメリカンサモアは、4つのグループ『ツツイラ島およびアウヌウ島』と、オフ島、オロセガ島、タウ島の三島でいずれも火山島の『マヌア諸島』そして米国ナショナル・モニュメントに登録された『ローズ環礁』、個人所有の島として知られニュージーランド領トケラウとの領土問題が存在する『スウエィンズ島』で構成されています。 アメリカ合衆国の準州に位置づけられる自治領で、知事によって治められています。 サモア独立国として知られる西サモアに対し、東サモアとも呼ばれています。 主島はツツイラ島で、首府パゴパゴは、このツツイラ島にあります。 紀元前1000年頃には、サモア系の人々が既に居住していましたが、ヨーロッパ人との接触の歴史は浅く、18世紀まではその存在はしられていませんでした。 マヌア諸島には強力な権力を有するツイ・マヌア(大首長)がかつて存在しており、フィジーやトンガ、トケラウ諸島、クック諸島をもその傘下におさめていただ時代があり、更にトンガによる南太平洋支配確立の時代にも、独立を守っていた歴史があります。 面積は199?で、人口は約70,000人。 産業は主に漁業・タロイモやヤムイモやコプラを主体とした農業。観光産業も最近では力を入れています。 言語はサモア語で、文化圏としてはポリネシア文化圏に属します。 ★注意★ レディ・ナオミ号は、サモア・シッピング・コーポレーション所属の船です。 スケジュールは変更になることもがあります。 下記プログラムは水曜日アピア発の公表スケジュールに合わせて組んでいます。 切符に限りがありますので、ご出発可能日の2〜1か月前にお申し込み下さい。 サモア入国予定日+6カ月+1週間以上、残存のある旅券が必要です。 船は椅子席のみとなります。 <観光の見どころ> レディ・サモア号/フォツ・オ・サモア号: ウポル島とサバイッイ島の間を往復。 ウポル島: サモア独立国主島。首都アピアやファレオロ国際空港、国際港があります。 サバイッイ島: ウポル島よりも素朴な生活に触れられる島として人気上昇中。火山の爆 発に悩まされながらも、火山や溶岩の作り出した自然の造形を売りにした観光もさかん。 レディ・ナオミ号: 日本政府が無償提供したサモア船舶会社の持ち船です。 南太平洋クルーズ: アピア⇔トケラウ間は片道24〜36時間です。 ツツイラ島: サマセット・モームゆかりの島。アメリカンサモアの主島で首府パゴパゴや タフナ国際空港、国際港はこの島にあります。島の東西を2日にわたって横断します。 ∴〜∴〜∴〜∴〜∴〜∴〜★ウエスタンサモア★〜∴〜∴〜∴〜∴〜∴〜∴ <Wサモア |左: サモアの伝統的な集会場 右: アピアの時計塔> <Wサモア |左: アピアのマーケットで売られる主食の芋類 右: 路線バス> <Wサモア(サバイッイ) |左: タガの潮吹き穴 右: 恋人岬> <Wサモア(サバイッイ島) |左: モソの足跡 右: マナセのビーチの落日> ■カメとサメの伝説■ 昔々、おばあさんと孫が村に住んでいました。あるとき、村が飢饉に見舞われ、孫は空腹のあまり、衰弱してゆきました。それを見たおばあさんは、孫を楽にしてあげようと、高い断崖から孫を抱えて飛び込みました。おばあさんはサメに、孫はカメに姿を変え、泳いでゆきました。−−−現在、サモア独立国の恋人岬と、アメリカンサモアのヴァイトギ村がその伝説地に比定されています。両サモアには、『サメとカメの唄』という里謡が残っています。 ∴〜∴〜∴〜∴〜∴〜∴〜★アメリカンサモア★〜∴〜∴〜∴〜∴〜∴〜∴ <Aサモア |左: レインメーカー山/右: フラワーポット岩 (Aサモア政府観光局)> <Aサモア |左: ピラミッド岩/右: コックス・コーム岩 (Aサモア政府観光局)> <Aサモア |左: ティサズ・ベアフット・バー/右: セイディー・トンプソン・ホテル> <Aサモア | 左: 最古の教会(レオネ)/右: スター・マウンド (Aサモア観光局)>