トケラウへの船旅 <左: LADY NAOMI (Samoa Shipping Corporation様御寄贈)/ 右: 伝統的なトケラウ諸島のカヌー(トケラウ連絡事務所様御寄贈)> 船でしか行けない国・地域シリーズ第二弾 サモア独立国のアピアから船で24〜36時間。 見渡す限りの大海原に3つの環礁が存在します。 ニュージーランド領のトケラウ諸島。 トケラウ諸島にはヌクノノ島、アタフ島、ファカオフォ島という3つの環礁で構成されています。 トケラウ諸島には空港がありませんので、訪問手段は、船ということになります。 サモアのアピアからレディ・ナオミ号に乗って、トケラウを目指します。 レディ・ナオミ号は日本政府によって無償提供された新しいフェリーです。 青い船体が、のんびりと青い海と青い空との間を、ゆっくりと波を立てて走る、それがトケラウの旅です。 ◎◎◎ トケラウ豆知識 ◎◎◎ 南太平洋に浮かぶニュージーランド領『トケラウ諸島』 トケラウ諸島は、3つの環礁『ヌクノノ島』と『アタフ島』そして『ファカオフォ島』で構成されています。 いずれも礁湖(ラグーン)をたたえたネックレスのような形状をした島々です。 ヨーロッパ人がアタフ島を「発見」したのは1765年(日本では明和2年)で、比較的新しい時代と言えます。 1889年(日本では明治22年)には英国の保護領となり、1916年(日本では大正5年)にはギルバート・エリス諸島(現在はギルバート諸島がキリバス共和国、エリス諸島はツバルに属しています)に編入されました。 1925年にはニュージーランドの管轄下に置かれ、1948年に正式に入−ジーランド陵となりました。 面積は10?で、これは独立国・保護領・自治領などを含め、世界の「くに」で5番目に小さいと言えます。 人口は1500人足らず、主に漁業・ささやかな農業で自給自足し、わずかにコプラ産業とドメイン貸出で外貨を得ています。 言語はサモア語に近いトケラウ語と英語で、文化圏としてはポリネシア文化圏に属します ★注意★ レディ・ナオミ号は、サモア・シッピング・コーポレーション所属の船です。 トケラウ政府が月に一度、チャーターして運航しています。 スケジュールは変更になる場合があります。 下記プログラムは金曜日アピア発の公表スケジュールに合わせて組んでいます。 しかしながら、前後2日ほど、出発日が変動することがあります。 まずは、月々の運航スケジュールをお問い合わせ下さい。 査証(入域許可書)は、在アピアのトケラウ連絡事務所にて申請・受領します。 事前審査も必要となりますので、ご出発可能日の3〜2か月前にお申し込み下さい。 トケラウ入国予定日+6カ月+1週間以上、残存のある旅券が必要です。 船にはキャビンがありますが、時としてキャビンの切符を販売しない場合があります。 デッキクラスになる場合は、寝袋、タオルケットが必要となります。 <観光の見どころ> レディ・ナオミ号: 日本政府が無償提供したサモア船舶会社の持ち船です。 南太平洋クルーズ: アピア⇔トケラウ間は片道24〜36時間です。 トケラウ諸島: 上陸します。ご希望の方には島の散策にご案内致します。 サモア: 査証申請・受領の日、航海予備日のため、滞在します。オプショナルツアーも ご用意致します。 アピア: サモア独立国の首都。街の散策にご案内致します。 フィア・フィア・ナイト(FIA FIA Night) 滞在中、一回含まれています。 文化ツアーの一環で、サモア料理とサモアの伝統音楽が供されます。 <左: ファカオフォ環礁遠望/右: ファカオフォ環礁 (トケラウ連絡事務所様御寄贈)> <左: ヌクノノ環礁上陸ポイント/右: ヌクノノ島の貝拾い (ヌクノノ地区事務所様御寄贈)> <左: ヌクノノ環礁教会/右: ヌクノノ環礁の伝統家屋 (ヌクノノ地区事務所様御寄贈)> <トケラウ諸島の民芸品 左:バスケット類/右: 木彫の海亀 (ヌクノノ地区事務所様御寄贈)> <左: 木彫りのカヌー 右: バスケットの材料となる植物 (ヌクノノ地区事務所様御寄贈)> <左: ヌクノノのリーフ上の小島/右: ヌクノノ島のサンセット (トケラウ連絡事務所様御寄贈)>